事業を始めたキッカケ
この事業を始めるキッカケになったのは、淡路島に住む有機肥料の販売会社を経営する友人から玉ねぎが送られてきたことです。
もともと、玉ねぎが好きでよく食べていましたが、今まで食べていた玉ねぎとは比較にならない美味しいものでした。
調べて見ると、淡路島の玉ねぎは有名で、淡路島ならではの独特の作り方をしていることを知りました。
抑えていた感情をエネルギーに
私は、愛媛のみかん農家の生まれで、高校・大学と農業を専攻し、農家の後継ぎをしている友人も多くおり、農業を身近に感じて過ごしてきました。
そこで見てきた、昔から変わらない多くの現実は、農家は世間からとても 低く評価されていると言うこと、そして収入も決して多くないこに寂しさを感じていました。
そして、40代を目前にして、淡路島の玉ねぎをキッカケに、
真面目にちゃんと、農業をやっていけいけばいくほどその傾向は強くなること、
頑張っても報われないことが多く、子供達の憧れの職業とは、全く縁がない
というのが現実を再度確認することになりました。
その現実を改めて認識したときに、今まで無意識の抑えていた感情が大きく動いたことを覚えています。
まずは、この玉ねぎを介して、人と人をつなげていくことの事業としてやろう。
ということで、玉ねぎの販売・プロデュースする事業をスタートすることになりました。
KEEP BEGIN 立ち上げにあたって誓った思い
「KEEP BEGIN」は、真面目ににちゃんと作った農作物を、受け手にきちんと伝え、評価してもらい、ちゃんと高く買ってもらうための事業としてスタートしました。
これから先も真面目にちゃんと農業を続けていくには、絶間ない努力と、ゆるぎない精神力と、とてつもないエネルギーとパワーを費やす事でしょう。
だから、彼らが、農業が生き甲斐で、みんなから尊敬されて、たくさん稼げて、子供達の憧れの職業になることを一番の目標としています。
少なくとも僕がかかわる農家の仲間達には必ず、そうなってもらいます。
KEEEP BEGINという名前には、「原点を忘れないで!」という思いが込められています。
「農家の人の農業に注ぐ強い思いの原点」
「これから出会う人たちとの原点」
「一人ひとりに起きている原点となる出来事」
「人が生きていく食べるという原点」。
KEEP BEGINは原点を忘れず、人と人がつながっていく中で生まれてくるものを大切にする存在でありたいと思っています。
僕の夢は農作物の豊作を祈願する『お祭り』の場を通じて、僕らが食べる農作物を作ってくれている農家さんとそれを食べて生きている人がつながり、互いに感謝し合える場を提供する事業を行いたいと思います。
この事業を始めた原点を忘れずに、出会った人たちとのご縁を大切にしていきます。
KEEP BEGIN 代表 濱田 哲雄